子供も大きくなると思いもよらぬ行動に出ます。ですから口の中に入ってしまうようなサイズのものや、とがったもの、壊れやすいものは片付けておきますが、それでも全てを安全な状態にしておくのは困難なものです。
特にオモチャについていえば、それ自体は特に危険がないものであっても、例えばそれをぶつけることによってほかのものが壊れてしまえば、やっぱり破片が飛び散って危険なんじゃないかと思うんです。

家の中にあって壊れやすいものであっても、決して片づけることができないものがあります。それは窓ガラスです。我が家にもリビングから庭を見渡せる大きなガラス窓がありますが、これはどうしたって片づけることができません。先日このガラス窓に子供がオモチャをぶつけて遊んでいるのを発見しました。幸い軽くぶつけている程度だったので、ガラス自体はびくともしていませんでしたが、それでも最近は力もかなり強くなってきたわが子が、いつか思いっきり何かをぶつけてガラスを割ってしまうのではないかと思うと、恐ろしくて仕方がありませんでした。

そんな気持ちを夫に相談すると、最初のうちは根拠なく大丈夫だと言い張っていたのですが、このあいだ自分のゴルフボールで子供が遊んでいるところを見たせいもあったのか、突然ガラスの入れ替えを考え始めたようなのです。
わたしは当初、ワイヤーの入ったガラスになるのではないかとヒヤヒヤしていたのですが、どうやらあれは割れにくいガラスということではなく、火災時に延焼拡大を防ぐためのものなのだそうです。そして夫が考えていたのは、強化ガラスを呼ばれるものでした。

夫から聞いたのですが、強化ガラスというのは、ガラスの表面に圧縮応力と引張応力を与えたガラスの事だそうです。簡単に言うと、ガラス表面は圧縮されているので通常のガラスの３倍以上の強度があるそうですから、それなら子供がオモチャえをぶつけても割れたりしないので安心です。