今の時代はあまり無いようですが、私たちのような40～30台の人間がまだ小学生のころは、夏休みになるといわゆる「名作アニメ」の再放送を午前中頻繁にやっていたものです。
例えば無人島に家族で漂流してしまい、そこで一生懸命に生きる少女が主人公だったりとか、もしくは大きな川の側の街が舞台の少年の話など、私も夏休みに入るとこれら名作アニメの再放送を本当に楽しみにしていました。

様々な作品が記憶に残っていますが、その中でも私は、「屋根裏部屋に閉じ込められた元お嬢様が成長していく」アニメが特に好きでした。我ながら単純だと思うのですが、彼女が住んでいた屋根裏部屋に「天窓」があったため、「私の部屋にもあれ付けてほしい！」などと両親におねだりして困らせたのを覚えています。

それから20年が過ぎ、私も昨年に結婚して主婦となりましたが、思わぬところで先にご紹介した「天窓」を手に入れることが出来たのです。
何と主人の両親の援助で一戸建てを購入することに急になり、その過程で「君も家に何か付けてほしいものはない？」と言われ、それならと子供のころから欲しがっていた、念願の天窓を希望したのです。
その上、せっかくだからとそのガラスにもこだわり、もしも割れても大きな破片が落下してこないように「ワイヤー入り」のものにしてもらいました。

この一戸建ての完成はまだまだ先ではあるのですが、今からとても楽しみにしている私なのでした。